「麹、気になる。でも続けられるかな?」そう思っている方も少なくないはず。

この記事は、そんな働く忙しいママのために“最初の7日間” を一緒に過ごすようなつもりで書きました。
家事や育児だって、全てを完璧にする必要はないんです。「何事も7〜8割の出来でOK」というほどほどの気持ちが暮らしにちょっとした余裕や幸せを生むように、麹はも普段の料理に「ちょっと足すだけ」で素敵な変化をつれてきます。
まずは1週間だけ。
味つけ、時間の余裕、家族の反応、腸の動き。
この記事を通じて、“気づけるくらいの変化” を、あなたのキッチンや食卓で感じてもらえたら幸いです。
麹生活は「頑張る」ではなく「足す」だけ
麹のある暮らしを始めるにあたって、気合を入れて特別なことをしなくても大丈夫です。
むしろ “いつもの料理にひとさじ足すだけ” くらいの気持ちのほうが続きます。
麹生活で得られるメリットは、
- 調味の手間を省ける
- 味が決まりやすい
- 腸が喜ぶ
つまり「ラク」と「健康」が同時に手に入るということなんです!
腸活という視点から見る「麹」
腸は“心・肌・免疫・代謝”のコントロールセンターのような働きをする大切な臓器です。
麹は、腸内細菌のエサになる成分(オリゴ糖など)や酵素を届けることで
- 便秘の軽減
- 肌トラブルの緩和
- ガス・お腹のハリの軽減
- イライラ・ストレスの体感緩和
などが期待できます。
腸は“変化が出やすい臓器”なので、早い人なら1週間程度で体感することができます。
1週間のステップ|この7日をそのまま真似してOK
麹生活をスタートする最初の7日間は「複雑なレシピ」や「手の込んだ調理」は不要です!。
とにかく簡単・時短が前提で、忙しいママの夕方に合わせた“ひとさじ追加”型のご提案にしています!是非ご参考ください!
Day1|塩麹を仕込む
最初の1ステップ。 まずは塩麹だけ作りましょう。 今日の作業はこれで終了してOK。
- 麹:200g
- 塩:70g(天然塩推奨)
- 水:400ml
を、ジップロックに入れて混ぜる → 炊飯器の保温モードで3時間放置 → 消毒した容器に移し完成!あとは冷蔵庫で保存するだけ。
これで明日から快適な麹生活が始まります!!
Day2|鶏むね肉を塩麹で下味→焼くだけ
最初の麹料理に細かいレシピは必要ありません!とにかく鶏むね肉に塩麹をもみ込んで焼くだけです!
塩麹をつけて 焼くだけなのに“ぷるん”とする柔らかな食感と弾力、噛むほどに広がる塩麹の塩味とほのかな甘味に驚くと思います!
なんでもないスーパーので買う普通の鶏むね肉が、塩麹でワンランク上の素材になる感覚です!

まずはこの「お肉類が柔らかく旨みが増す」感覚をご体感ください!
Day3|醤油麹を仕込む
塩麹で感触を掴んだら、次は是非醤油麹に着手してみましょう!今回も“作業時間トータル10分”!
材料が少し違うだけで、プロセスは塩麹とほぼ一緒です!
- 乾燥麹:200g
- 醤油:600ml
を、ジップロックに入れて混ぜる → 炊飯器の保温モードで3時間放置 → 消毒した容器に移し完成!あとは冷蔵庫で保存するだけ。

これでさらに料理が美味しくヘルシーになります♪
Day4|味玉を醤油麹で漬ける
ゆで卵(黄身が半熟だとなお○)を、醤油麹と一緒にジップロックに入れて揉み込み、半日以上寝かしましょう。朝に仕込んでおけば、夕食時に仕上がってます。
料理のトッピングやお酒のおつまみにもなる、有名ラーメン店顔負けの美味しい味玉が楽しめます!

夫も大好物なので、多めに作り置きする日もあります!
Day5|野菜の浅漬けを塩麹で
きゅうりでもキャベツでも手元にある野菜でOK。
ジップロックに野菜+塩麹を揉み込むだけでお手軽浅漬けがあっという間に1品完成します。

頼れるスピードメニューとして我が家でもよく作ります!
塩麹を使えば、その季節の旬なお野菜を気軽に楽しむのにうってつけです!
Day6|甘酒(甘麹)を仕込む
塩麹・醤油麹で慣れてきたところで、甘酒の仕込みにチャレンジしてみましょう!
- 乾燥麹:200g
- もち米(うるち米でもOK):1合
- 水:炊飯器2合の線までの量
もち米を炊飯器のおかゆモードで炊き、炊き上がったら粗熱を取ります。そこに乾燥麹を混ぜジップロックに移し、炊飯器の保温モード(55〜60℃)で8時間キープ。これで完成です!
塩麹・醤油麹に比べ、少し手間と時間がかかりますが、そのあと得られる甘酒のメリットの方が大きいので諦めずに是非チャレンジしてみてください!
Day7|甘酒を朝の豆乳やヨーグルトに入れて楽しむ
いよいよ最終日の7日目。この段階ですでに腸や便通などに変化を感じ始める方もいるころです。
甘酒を活かしてさらに変化を実感していきましょう。朝食時などの豆乳やヨーグルトに甘酒を1さじ入れるだけ!砂糖とは違う、優しい奥行きのある甘さが味を引き立てます。血糖値が気になる方も、甘酒での甘みであれば穏やかですので安心です。

ここまできたら、麹生活はもう半分以上成功です。これから先は麹を使ったアレンジや応用で無限に可能性が広がりますよ!
実際、どこに変化が出る?よくある体感例
実際のところ、麹生活を始めるとどんな変化が感じられるのでしょうか。私自身の経験を含め、よくある体感例をご紹介します。
- 夜ごはんが「早く決まる」 ← メニューに迷わない
- 味が決まる ← 調味料をあれこれ足し続けない
- 朝の腸の動きが変わる(便通が良くなる)
- 子どもの食べる量が増えた

個人的には悩まされてた便秘気味な日々が緩和されました!
また、子どもの食への変化などの“家族の反応” という結果が見えると、食卓の空気がもっと楽しく幸福感を感じます。 これが麹生活がもたらす面白いところですね。
麹生活でやらなくていいこと
麹生活を続けていく上で、逆にしなくていいこともあります。
- 必ず毎食に使わなくていい
- 完璧な発酵管理をしなくていい
- 専門的に勉強しなくてもいい
麹生活は“ゆるく続ける”のほうがむしろ、うまくいきます。あまり力まず、できる範囲・無理がない領域でのんびり生活の中に取り入れていくのが理想的だと思います。もちろん興味や意欲があればもっと積極的に活用してもいいですが、「続ける」ことに一番意味を増していくものでもあるので、気楽に楽しんでいきましょう!
まとめ|1週間=スタートラインに立つだけでいい
この最初の7日間は「変化が起きる準備をする期間」ともいえます。麹によって何らかの変化を感じるスピードは人それぞれです。なので焦る必要もなく、まずは「麹生活のスタートラインに立つだけの1週間」くらいの認識で大丈夫です。
結論からいうと、麹生活を続けるポイントは
- 麹(塩麹・醤油麹・甘酒)を常備調味料化する
- 基本下味として活用するだけ
- 作業時間は5〜10分以内ですむくらいで
この3つだけです。
麹に限らず、「習慣」は大きく“変える”のではなく “小さく上書き” していくほうが効果的だし強いです。
さあ、今日からほんの1さじの麹を使ってみましょう。
あとは生活が勝手に変わっていきます。
これからも『麹 Life Kitchen』では、麹を通じてすぐに使える情報や料理教室でもよくある質問を交えながら、分かりやすく発信していきます。「麹ってこんなに日常的に使えるんだ!」 そんな風に身近に感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。次回もお楽しみに!






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