" /> 「麹」とは?知ってるようで知らない、はじめての麹入門

「麹」とは?知ってるようで知らない、はじめての麹入門

レシピ

「麹(こうじ)」って、名前は聞いたことあるけれど、実は何なのかよく分からない…
そんな方も多いのではないでしょうか。

Meg
Meg

この記事では「麹」がどんなもので、どんな効果効能やメリットがあるのかがわかります!

麹とは、米や麦、大豆などの穀物に “麹菌(こうじきん)” と呼ばれるカビ(きのこ)の一種を繁殖させたものです。
この麹菌が、素材に含まれるデンプンやタンパク質などを分解して、うまみ・甘み・香りなどを作り出します。

日本の伝統食品の多くはこの「麹」の力で成り立っています。 味噌、醤油、みりん、甘酒、日本酒、酢…などなど。
昔から日本人の食卓を支えてきた「発酵食品」の根っこには、必ずと言っていいほど麹の存在があります。

つまり、麹を知ると “日本の食のベース” を理解できる、と言っても過言ではありません。


麹は、なぜ体に良いの?

皆さんのイメージでは、麹が「健康や体に良い」という印象があるのではないでしょうか? そう言われるのは、ちゃんと理由があり単なるイメージではありません。
麹菌が作り出す “酵素” や “代謝物” が、体にとって嬉しい働きをしてくれるからです。

酵素の宝庫

麹には 100種類以上の酵素が含まれていルト言われています。
特に有名なのが

  • アミラーゼ(糖を分解 → 甘みを生む)
  • プロテアーゼ(タンパク質を分解 → うまみを増やす)
  • リパーゼ(脂肪を分解)

糖・タンパク質・脂肪。
「人が食べるものの“ほぼ全て”に働きかける酵素が含まれている」と、言えることができるのです。

腸にアプローチする力

麹を使った発酵食品を食べることで、腸内環境の改善が期待できます。
麹そのものには乳酸菌は入っていませんが、麹菌の代謝物や酵素が「腸内細菌のエサ」となり、腸内環境を間接的にサポートしてくれます。

腸の環境が整うと、

  • 便秘改善
  • お腹のハリ対策
  • 肌トラブルの軽減
  • イライラの軽減

など、全身の調子に影響してきます。
だから最近では“腸活”という言葉が浸透して、その中でも麹が注目されているわけなんですね。


「味が変わる」=料理がラクになる

麹の魅力は健康にいいということだけではありません。
実は、料理が驚くほど “楽にもっと美味しく” なるんです!

味つけが決まる

料理をする際、使用する具材に塩麹・醤油麹・甘酒などで下味をつけると
・肉が柔らかくなる
・魚の臭みが消える
・味に深みがでる
といった料理の出来を大きく向上させる変化が起こります。

そしてさらにすごいのは、正確な分量を図らなくても何となくの分量で “味が決まる” ことです。
忙しい夕方、目分量の味付けで急いで作ったのに「今日の味付けなんか美味しい!」となる、あの感覚はなんとも言えない感動です。

Meg
Meg

麹は忙しい働くママの味方です!

砂糖を減らせるやさしい甘さ

甘酒(甘酒を濃厚にしたものを甘麹とも呼びます)を使って料理やお菓子を作ると、それらの甘みを砂糖なしや使っても少量で作ることができます。

特に、アレルギーを持つお子さんがいる家庭・砂糖の摂取を控えたい方・できるだけ自然な甘みにしたい家庭にはうれしいポイントです。

甘すぎず自然な甘味が味覚にもお腹にもやさしく、気分も満たされます!


どんな麹を買えばいい?

麹を扱うのが慣れていない初心者の方には「米麹」が一番おすすめ。
クセがなく、塩麹も醤油麹も甘酒も作りやすい万能な麹です。

生麹と乾燥麹の違い

米麹には大きく2種類あり、「生麹」と「乾燥麹」があります。それぞれどちらにも特徴やメリットがあります。

生麹フレッシュで発酵力が高い。香りや甘みが強い。
乾燥麹日持ちする。常備しやすい。手に入りやすい。

岐阜市在住の私も、岐阜市・各務原市・関市エリアを中心に色々な場所で麹を購入しています。一般的な麹であれば、スーパーやショッピングモール、豆腐屋さんや味噌屋さんでも手に入ります。
麹も種類や製品によって個性があり、同時に地域の食文化を感じられるのも、麹の楽しさのひとつです。ぜひいろんな場所で麹を見つけたら手に取ってみてみてください!

探すのが難しい方は、ネットなどでも気軽に購入できるので、ぜひ一度試してみてください。

ちなみにどんな方にもおすすめなMegイチオシ米麹は「伊勢惣 みやここうじ」です。

醤油麹・塩麹・甘酒など、どんな麹の種にも使いやすく、特に初めての方には大変おすすめです!


まずは、1つだけでいい。麹生活は“積み重ね型”

麹生活は、いきなり全部の調味料を変えなくてOK。
まずは一つだけ、作ってみる、そして使ってみる。それで十分です。

  • 塩麹を作って、鶏むね肉に漬けて焼いてみる
  • 甘酒を使って、砂糖を減らしたおやつを作ってみる
  • 醤油麹で、ゆで卵を漬けてみる → 美味しい煮卵に♪

なにかひとつやってみると実感します、 「これはハマる…」って。

無理に特別なことはしなくてもいいんです。
忙しい毎日に、ほんの少し“麹”を取り入れてみるだけで、キッチンの景色と家族の反応が変わります!

Meg
Meg

うちの子どもたちは麹料理に変えてから野菜やお肉類の好き嫌いの偏りがすごく減りました!


次回からは、もっと実践へ

今回は「麹」の基本的な知識や効果効能などのご紹介をしました。まずは麹がどんなものか知っていただけたら幸いです。

今後、この「麹 Life Kitchen」では、

  • 初心者でも失敗しない麹の作り方
  • 麹×時短のレシピ
  • 甘酒でつくる“やさしいおやつ”
  • 麹を通じた健康ノウハウ
  • 岐阜エリアで買える麹スポット紹介

など、すぐに使える情報や料理教室でもよくある質問を交えながら、分かりやすく発信していきます。

「麹ってこんなに日常的に使えるんだ!」 そんな風に身近に感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。次回もお楽しみに!

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